連続小説(笑)『カントリーショップへの道』

■カントリーショップへの道 2

2000年7月23日

大佐町から、帰ってきた次の日、私は案内してくれた藤沢参事さんにメールを書きました。

それは、こんな感じです。

アトリエくすくすの川口です。
先日は家族みんな(ひとり足りませんでしたが)でお邪魔してすみませんでした。
お忙しいところ、急に無理を言いまして、申し訳なかったです。

でも、町のあちらこちらを案内して頂いて、よくわかりました。
自分達で勝手にみたのでは、よく、わからなかったと思います。

まだ、すみから、すみまで見たわけではないので、なんとも言えませんが、大佐町の素晴らしさが垣間見えてとても、よかったです。

誰に言われるともなく、挨拶をしてくれる子供達。
面倒見のよさそうな、風恋人の奥さん。
実直に、真面目に対応してくださった藤沢参事さん。
お仕事でお忙しい中、私達が困らないように藤沢さんにお願いしてくださった、吉川さん。

皆さんの真面目さが伝わりました。ありがとうございます。

さて、私達が大佐町を訪ねてみて、持った感想は、とっても素敵な所!!ということです。
澄んだ空気、落ち着ける景色、人の温かさ、お話を伺って感じる町長さんの心意気。
一度、お会いしたいくらいです。

行く前に、さて、実際に行ってみて、どう感じるだろうか?と少し不安でした。
私も、主人も田舎育ちです(和歌山の田舎)ですから、少々の田舎にはびっくりしないぞ!と思ってはいても、パンフレットを見ただけでは分からない事もたくさんあるかもしれないし、「うわぁ~、えらいとこやぁ~!」と感じたら、どうしようかと思っていたのですが、そういう感じは全然なかったです。

みんな、ますます、行きたい気持ちが募りました。

とは、言っても、こちらの思いだけでは、どうにもならない事なので、あまり、夢を膨らませ過ぎない方がいいと、戒めておりますが、やはり、なんとかならないものかと希望をつないでいます。

もちろん、ふわふわとした、夢ばかり考えているわけではありません。もし、大佐町に「カントリーショップ」を持つことができたとして、不安がないわけではありません。
夏のシーズンが過ぎたら、お客さんが少ないのなら、シーズンオフをどうするか・・・とか、子供達の就職先はあるのだろうか?とか、一番の問題点は主人の就職はどうなるのか?(51を過ぎて、はたして、再就職先があるんだろうか?と言うことです。)

あと、冬に結構、雪がふる(積もる)とお聞きしました。
今まで、和歌山、大阪と暮らしてきましたが、ほとんど、雪は降っても積もらない地域に住んできたので、積雪地域での冬の生活と言うのが見当がつかないので、どんな生活ぶりなんだろうか?と言う事も不安材料です。

また、お店をオープンしたとして、はたして、お客さんは入るんだろうか?売り上げはどうだろうか?数え始めたらきりがありません。

なにより、一番の問題はペンションエリアに「カントリーショップ」として、出させて頂ける許可がおりるかどうか!!それなんですが。

もちろん、それは充分わかっています。わかったうえで、更にお願いしたいのです。
私達は、大佐町に何かが出来ると思います。
それぞれに、色々な特技があります。役にたつと思います。様々なイベントの企画などもできると思います。
ネットを通じての仲間もいますし、子供達は3人共、コンピューターグラフィックが出来ます。けっこう、はんぱじゃなく、上手いです。

どうか、協議検討をお願いします。しつこくて申し訳ないです。でも、気持ちを分かってほしいので・・・


うぅむ・・・やり過ぎかなぁ?

でも、自己アピールは必要ですよね?この際、何でも、考えられる事は試してみないと。

さぁ、この次はどうなるかな?

 

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