連続小説(笑)『カントリーショップへの道』

■序章 カントリーショップへの道

2000年8月4日

待ちに待った大佐町からの返事が来た!!
なんか、朝から、今日あたり、返事があるんちゃうかいなぁ~って思っていたら、朝、10時過ぎ位に電話がなって、聞き覚えのある声(産業振興課の吉川さん)ににわかに緊張感が走る。

ちょっと、口籠って、言いにくそう・・・ん?よくない結果?かな・・

結果を言うと、今すぐ、希望通りに「カントリーショップ」として、分譲地をお譲りする事は難しいとの事。

でも、(・・・・でも?でもってなんや?)もし、川口さんが、どうしても大佐町を気に入ってここにお店をしたいと言う気持ちがあるのなら、しばらくの間、大佐町に住んでみて(空家情報や、就職の斡旋をしますって)大佐町に基盤を作って、その上で、やはり、ここでお店をしたい気持ちがあったら、それから、考えましょう

と言う事でした。

うぅ~~~~~~む!

これは、さらに悩む答えが出てしまった!!
だめならだめ!とはっきりした返事があれば、諦めて他を探す事も出来るンやけど・・・

なんでも、町長さんは、なかなか、面白い企画だと認めてくれているらしい。(それなら、なんで、すぐ許可をくれないのぉ~?)
確かにその気持ちは分からなくも無い。ホームページを見ただけで、たった、1回行っただけで、結論を出すのは、無謀だと誰だって思うに違い無い。

大阪のなにやら、得体のしれない5人家族がいきなりずっと続けられるかどうか分からない「カントリーショップ」なるものをする為に、大切な町のペンション用地を売って欲しい!!って、言うのはやっぱり、警戒するよねーー。

考えてみたら、こっちにしたって、まったく知らない大佐町に予備知識もないまま、ショップをオープンして、はたしてうまくいくかどうか、また、大佐町の住民の方達とうまくやっていけるかどうかもわからないし・・・。
準備期間は確かに必要かもしれない。

これは、家族会議を開いてよく話し合わねばいけない!!しばらく、住むとしても、今よりはるかに狭い所になるだろうし、そこで、私の仕事の作業場を確保できるかどうかも分からないし、みんなの仕事がみつかるかどうか・・・

さて、問題は山積みである。別の場所を探すか、思い切って大佐町に住んでみるか・・・簡単に結論は出ないよなぁ~~~

でも、話としては面白くなってきたでしょ?

この後、どうなる!!!

 

前へ← →次へ